1984年からの歩み

1984年 
狸小路に《サラダと焼肉の店ソルト・ピーナッツ》開店。
料理会、ライブなども行う。
翌年より、映画評論家・おすぎさんを招いてのワイン会開始。(2012年、51回で終了)
1995年
店内を改装し
《支那そば マルキン》開店。
自然のうまみを生かした、無化調ラーメン。
2001年 ソルト・ピーナッツ、支那そばマルキンを、桑園の二階建て倉庫に移転。マルキン、北海道産小麦・はるゆたかを使い、無かんすいの自家製麺を始める。
2007年
閉店
2009年
中央区南2西9大光ビル1階に
ソルト・ピーナッツ、支那そばマルキンを移転オープン。
   現在の店は、夫婦だけで、予約中心に営業いたしております。  材料がなくなり次第閉店。貸し切り営業もいたしてしております。  できましたら、ご予約をお願いいたします。   
 

3度目オープンの原動力

《おいしい、楽しい、うれしい》の先に見つけたー醍醐味ー

 《よい素材を仕入れ、店でつくりあげる》  私が飲食店を経営し、調理をしている醍醐味がこれです。
今、ここでしか味わえない味を、来店したお客様に楽しんでいただく。自分が考える、店の味。それをつくりあげるためには、いくらでも手間ひまをかけます。

塩ホルモンを例にとると。
(下ごしらえ、切れ目入れ、カット、パック詰め、ぬるま湯洗い、冷水洗い、水気取り、塩ダレ仕込、梅ダレ仕込、エビごま油仕込)
これだけ手間ひまをかけます。この手間は、おいしい塩ホルモンをつくりあげるため。
ですが、じつは、もうひとつの醍醐味のためでもあるのです。

ちょっと遅めなのですが、現在の店を始めるまで、2年間、修行の旅に出ていました。  円山の高級焼肉店、ラーメン共和国のラーメン店、ススキノにある高級和食店。

大変勉強になり、知人もできたのですが、
「なにか…、足りない…」
そう思って働いていました。

足りない《なにか》は、自分の店にはあって、自分にとっては大切で、それがあると、日々うれしく過ごせる。

「そうか!あの、言葉だ!」

足りなかったのは、お客様の言葉でした。
来店し、《おいしい!うれしい!楽しい!》と喜んでいただいたお客様の、帰りがけのひとこと。

「おいしかった!ごちそうさま!」
 
30年間、自分の店では、当たり前のようにかけていただいていた言葉です。

「失うと、わかるんだ…」
 自分にとって、この言葉は、なによりうれしい。それを、作るだけだった、修行の旅で気づきました。どんな大変な作業も、この言葉で
「よし!もっと、おいしいのをつくろう!」そんな気になる。
   つくりあげること。そして、感謝の言葉をいただくこと。    自分の店には、ふたつも醍醐味があった。次の瞬間、馬になっていました。 ニンジンのかわりに、目の前に、醍醐味たちがぶら下がっている。
「修行終了!もう一度、オーナーシェフの店をやろう!」
   いろいろと、迷ったり、悩んだ時期もありました。でも、もうブレません。醍醐味たちも、手放しません。

「おいしかった!ごちそうさま!」

この言葉が原動力になり、ソルト・ピーナッツは、
3度目のオープンをすることができました。

この言葉と、醍醐味に、そしてお客様方々に、感謝です。
   

醍醐味のもと

自家製

蛇足ながら…。
醍醐とは、古来日本のチーズ。(牛または羊の乳から製した液体を精製した濃厚甘味の液)
ソルト・ピーナッツのメニューにも、二種類の自家製チーズがあります。

そのほかにも、いろいろと、自家製が…。

ー醍醐味のもと 《自家製》ー

自分の味を求め出すと、行き着くのが《自家製》です。
よりおいしい自家製をつくろうとすると、
自然に、よりよい素材や調味料へとたどりつきます。
 
【ソルト・ピーナッツの自家製】
■タレ各種
焼肉のタレ、塩ダレ、梅ダレ、ドレッシング。
(吟醸丸大豆醤油、自然塩、純米酒、バルサミコソース、エキストラバージン・オリーブオイル使用)
■アイスクリーム各種
ヨーグルトアイス、イチゴのアイス、ココナッツのアイス、かぼちゃのアイス、クルミのアイス、インカのめざめのアイス、どぶろくアイスなど。(北海道産てんさい糖、北海道産牛乳使用)

■デザート
 クレーム・ブリュレ、コーヒーゼリーアイス。
 (北海道産牛乳、斉藤コーヒー使用)
■漬物
 キムチ、ピクルス。
(日高産根昆布、スペイン産格付白ワイン使用)

■スモーク各種
とりももスモーク、牛レバースモーク、豚ジャーキー、
えぞしかジャーキーなど。
(吟醸丸大豆醤油、スペイン産格付赤ワイン、純米酒、バルサミコソース使用)
■チーズ
 サラダのチーズ、スモークチーズ
■コンフィ
(北海道産砂肝、樽岸豚の自家製ラード使用)
■ドリンク
ジンジャーエール、黒酢ドリンク、お燗ワインなど。
(北海道産てんさい糖、九州産黒酢使用)

以上、これらはすべて、店主の手作りりです。

【支那そばマルキンの自家製】

併設するラーメン店、支那そばマルキンでは、
■麺
(北海道産小麦ハルユタカ、自然塩使用。かん水無添加)
■スープ
(鶏ガラ、豚骨、ムロ節、煮干し、日高産根昆布、エビ 野菜など13種類の素材を、2度仕込み。化学調味料無添加)
■チャーシュー
(吟醸丸大豆醤油、自然塩、純米酒使用。豚肉:SPF同様飼育の寿都産樽岸豚)
■えぞしかチャーシュー
(えぞしかバラ肉を8時間保温調理)
■メンマ
(無漂白、国内加工品使用)
■支那そばのタレ
(吟醸丸大豆醤油、自然塩、純米酒、バルサミコソースオイスターソース、ムロ節、日高産根昆布、純正ゴマ油使用)

などを、手作りしています。
ソルト・ピーナッツ同様、化学調味料は一切使用しておりません。
洗剤もせっけんを使用しております。